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【書籍】警察庁長官狙撃事件の真相に迫る、ぞくぞくするノンフィクション

 

 

 1995年、世間がオウム事件に震撼していた時期、3月30日に起きた警察庁長官狙撃事件のノンフィクション。抜群に面白い。

立花隆が絶賛していたが、読まずにおいてあったが、警察庁長官狙撃事件の特集テレビ番組を見て紹介されていたので読んでみた抜群群に面白かった。

 

 警察庁長官狙撃事件は1995年3月30日、地下鉄サリン事件直後、当時の國松孝次警察庁長官が狙撃された事件で、2010年に公訴時効を迎えた。日本において未曾有のテロに引き続き、国家警察のトップが狙撃されたという異例中の異例の事件。

 当初よりオウム真理教関連の事件として扱う報道があり、世間もそしてなによりも警察がそおう考えてしまったのであるが、この本で呈示された全く異なる犯人に関する取材を元にした説は非常に興味深い。綿密な取材に基づいており説得力がある。

 

 ノンフィクションとしては最上級、★★★★★ (5/5)。